使用歯科材料料

特定保険医療材料及びその材料価格(材料価格基準)の一部改正に伴う特定保険医療材料料(使用歯科材料料)の算定について
(平成28年3月4日保医発0304第8号)

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特定保険医療材料及びその材料価格(材料価格基準)の一部を改正する件(平成28年厚生労働省告示第56号)が本日付けをもって公布され、特定保険医療材料及びその材料価格(材料価格基準)(平成20年厚生労働省告示第61号。以下「材料価格基準」という。)が改正されたところであるが、別表Ⅵ及びⅦに規定する特定保険医療材料料の算定については、下記のとおりであるので、その取扱いに遺憾のないよう配慮されたい。
なお、本通知は、平成28年4月1日から適用することとし、従前の「特定保険医療材料及びその材料価格(材料価格基準)の一部改正に伴う特定保険医療材料料(使用歯科材料料)の算定について」(平成26年3月5日保医発0305第6号)は、平成28年3月31日限り廃止する。

1 特定保険医療材料料について

特定保険医療材料料については、「特定保険医療材料の定義について」(平成28年3月4日保医発0304第10号。以下「定義通知」という。)の各号に規定する定義のいずれかに該当する医療機器のうち、「医療機器の保険適用等に関する取扱いについて」(平成28年2月10日医政発0210第4号、5号、保発0210第7号、8号)に規定する手続を経たものを使用した場合に限り算定できるものであり、その取扱いについては、以下によるものであること。

2 材料価格基準Ⅴに規定する特定保険医療材料について

(1) 歯周組織再生材料とは、定義通知別表Ⅳに規定するものであり、歯周組織の再生を図る目的で、被覆、塗布又は充填等によって口腔内の患部に適用される材料であって、歯周組織再生誘導手術が可能なものであること。
(2) インプラント体、暫間装着体、スクリュー、アバットメント、アタッチメント及びシリンダーとは、定義通知別表Ⅳに規定するものであり、広範囲な顎骨欠損等の特殊な症例に対して適用される材料であって、広範囲顎骨支持型装置埋入手術が可能なものであること。

3 材料価格基準の別表のⅥに規定する特定保険医療材料について

(1) 歯冠修復及び欠損補綴に係る材料料点数は、別紙1に示すものを標準として算定する取扱いであること。
(2) 歯科用コバルトクロム合金線(バー用)及び歯科用ステンレス鋼線(バー用)とは、定義通知別表Ⅴ022及びⅤ024に規定するものであり、屈曲バー用をいうものであること。
(3) スルフォン樹脂レジン歯とは、定義通知別表Ⅴ033及びⅤ034に規定するものであり、ポリサルフォン樹脂レジン歯及びレイニング人工歯をいうものであること。
(4) 硬質レジン歯とは、定義通知別表Ⅴ035及びⅤ036に規定するものであり、一般的名称が「硬質レジン歯」であり、かつ、2層又は3層構造を有し、エナメル質部の硬さが21HV0.2以上のレジン歯をいうものであること。
(5) 義歯床用熱可塑性樹脂とは、定義通知別表Ⅴ045に規定するものであり、熱可塑性を有する、義歯床用ポリエーテルサルホン樹脂、義歯床用ポリサルフォン樹脂、義歯床用ポリカーボネート樹脂、アクリリック樹脂及びポリエステル樹脂であって、当該材料により作製された有床義歯が臨床上使用できる強度を有しているものであること。
(6) 歯科用合着・接着材料Ⅰとは、定義通知別表Ⅴ046に規定するものであり、接着性レジンセメント及びグラスアイオノマー系レジンセメントをいうものであること。
(7) 歯科用合着・接着材料Ⅱとは、定義通知別表Ⅴ047に規定するものであり、グラスアイオノマーセメント及びシアノアクリレート系セメントをいうものであること。
(8) 歯科用合着・接着材料Ⅲとは、定義通知別表Ⅴ048に規定するものであり、歯科用燐酸亜鉛セメント、ハイボンド燐酸亜鉛セメント、カルボキシレートセメント、水硬性セメント及び仮着用セメントをいうものであること。
(9) 歯科充填用材料Ⅰとは、定義通知別表Ⅴ049に規定するものであり、光重合型複合レジン(充填用・硬化後フィラー60%以上)及び光重合型充填用レジン強化グラスアイオノマー並びに初期う蝕小窩裂溝填塞材で、粉末と液及びペーストをいうものであること。
(10) 歯科充填用材料Ⅰの特定保険医療材料料を用いて歯科用複合レジン充填材料によるインレー修復の特定保険医療材料を算定するものは、クリアフィルCRインレー、パルフィークインレー、クルツァーインレーCSセット、スリーエムレジンインレーシステム、ベルフィールインレー及びライトフィルCRインレーをいうものであること。
(11) 歯科充填用材料Ⅰ・複合レジン系の特定保険医療材料には、フィラーの含有量によらず、高分子系の初期う蝕小窩裂溝填塞材が含まれること。
(12) 歯科充填用材料Ⅱとは、定義通知別表Ⅴ050に規定するものであり、複合レジン(充填用・硬化後フィラー60%以上)及びグラスアイオノマーセメント(充填用)で、粉末と液及びペーストをいうものであること。
(13) 歯科充填材料Ⅱの特定保険医療材料料を用いて歯科用複合レジン充填材料によるインレー修復の特定保険医療材料を算定するものは、SR-イソシットインレーをいうものであること。
(14) 歯科充填用材料Ⅲとは、定義通知別表Ⅴ051に規定するものであり、歯科用硅酸セメント、硅燐酸セメント及び歯科充填用即時硬化レジンをいうものであること。
(15) 複合レジン築造用とは、定義通知別表Ⅴ052に規定するものであり、歯科充填用コンポジットレジン(支台築造用・硬化後フィラー60%以上)で、粉末、液及びペーストをいうものであること。
(16) スクリューポストとは、定義通知別表Ⅴ057に規定するものであり、支台築造用に用いるスクリュー型の合釘をいうものであること。
(17) ファイバーポストとは、定義通知別表V059に規定するものであり、支台築造用に用いるガラス繊維を7068%以上含有する合釘をいうものであること。
(18) その他の金属とは、銀合金及びニッケルクロム合金をいうものであること。
(19) その他の特定保険医療材料料の算定については、昭和43年6月26日保険発第30号の2の通知によること。

4 材料価格基準の別表のⅦに規定する特定保険医療材料について

(1) 歯科矯正に係る材料料点数は、別紙2に示すものを標準として算定する取扱いであること。
(2) その他の1と共通の項目については1と同様であること。

(別紙1)一部改正 (平成29年3月3保医発0303第5号)
(別紙1)

(別紙2)